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髪の毛にダニ⁉︎駆除することはできるの?
布団やカーペットなど、ダニが潜みやすくて嫌ですよね。
目に見えない分、布団を干したり掃除機をかけたりしても駆除できているのかどうか不安になりますよね。
ひとたび増殖すると、身体が痒くなったり湿疹が出たりと、実害もあります。
そんなダニですが、実は人間の身体にもいる可能性があるってご存知でしたか?
しかも、ハゲを進行させてしまう可能性があるんだとか…。
今回は、人間の頭皮に潜むダニとハゲの関係性、そして駆除方法についてご紹介します!
髪の毛にダニがいるって本当なの?
まずは、髪の毛にいるダニについてご紹介します。
厳密には、髪の毛ではなく頭皮の毛穴に住み着いているのが、皮膚ダニです。
こちらは、頭皮だけではなく顔にも存在しています。
自分の身体に住み着いているなんて、想像しただけでゾッとしますよね。
でも実は、人間だけに関わらず、すべての哺乳類に寄生していると言われています。
そして、それが原因となってハゲてしまう人も動物も存在しています。
髪の毛にいる皮膚ダニの種類って?
ダニと一言で言っても、その種類はさまざまです。
人や動物にとって無害のものもいれば、血を吸ったり食料品を食い漁ったりする害虫もいます。
では、髪の毛に潜んでいて、ハゲを引き起こす可能性があるのはどのような種類なのでしょうか?
髪の毛に潜んでいて、ハゲを引き起こす可能性があるのは、主に以下の2種類です。
- デモデクスブレビス
- デモデクスフォリキュロラム
どちらも、名前は似ていますよね。
では、それぞれについて詳しく解説します。
デモデクスブレビス
まず、デモデクスブレビスについてです。
デモデクスブレビスの寄生場所は、皮脂を分泌する器官である皮脂腺です。
皮脂腺で分泌される皮脂は、頭皮を乾燥から守るために必要なもの。
皮脂が足りなくなると、頭皮の炎症や雑菌の繁殖、もしくは皮脂の過剰分泌などによるハゲを引き起こします。
しかし、デモデクスブレビスは皮脂腺に寄生することから、分泌された皮脂や髪の毛の栄養素を食べてしまうのです。
デモデクスフォリキュロラム
続いて、デモデクスフォリキュロラムについてです。
デモデクスフォリキュロラムは、デモデクスブレビスよりも大型の皮膚ダニです。
寄生場所は、髪の毛の一番先端にある毛根部です。
毛根部は、栄養を受け取って髪の毛を成長させるための器官です。
デモデクスフォリキュロラムは、この髪の毛に必要な栄養素を食べています。
とはいえ、皮膚ダニは前述のとおり誰の頭皮にでも存在しています。
つまり、増殖さえしていなければハゲにはなりません。
髪の毛の皮膚ダニのメリット・デメリット!駆除する必要性って?
以上のように、髪の毛や頭皮には基本的に2種類のダニが存在しています。
そしてこれらは、先ほど述べたとおりハゲの原因になることがあります。
しかし実は、頭皮に皮膚ダニが存在していることはデメリットだけでなく、メリットもあるんです!
では、皮膚ダニが寄生していると得られるメリットと、起こり得るデメリットについて詳しく解説しましょう。
ちなみに駆除方法は後ほどご紹介しますので、気になる方はそちらもチェックしてみてくださいね。
メリット
まずは、メリットをご紹介します。
皮膚ダニのエサは、人間が作り出す皮脂です。
皮脂をエサとして食べることにより、頭皮の皮脂バランスを整える効果があります。
もし、頭皮にまったく皮膚ダニが存在しなくなってしまうと、皮脂量が増加しバランスが崩れてしまいます。
多量の皮脂は毛穴詰まりによるハゲの原因となってしまうため、皮膚ダニの駆除もやり過ぎには気をつけなければいけません。
デメリット
続いて、デメリットについてご紹介します。
皮膚ダニは、増殖してしまうとハゲの原因となってしまいます。
その理由は髪の毛の栄養分を食べてしまうことと、頭皮に必要な皮脂まで食べてしまうためです。
また、増殖することにより頭皮の湿疹やかゆみ、炎症などが起きてハゲてしまう場合もあります。
頭皮トラブルとハゲは密接に関係しているため、上記のような症状が出たらハゲ対策のために駆除を検討しましょう。
髪の毛にダニが増殖してきたら…駆除する方法って?
最近ハゲて来た気がする…もしかしてダニが原因?
そんなときには、駆除をして頭皮環境を整えましょう。
髪の毛に存在するダニを駆除するための方法は、以下の5つです。
- 髪の毛をしっかり乾かしてから寝る
- 枕カバーやシーツはこまめに変える
- 部屋を掃除してダニを除去する
- ダニを駆除するシャンプーを使用する
- 強いかゆみが現れたら皮膚科に行く
では、それぞれの駆除方法について詳しくご紹介します。
髪の毛をしっかり乾かしてから寝る
普段の生活の中で気をつけたいのが、シャンプー後の対応です。
髪の毛を洗った後は、しっかりと乾かしてから寝るようにしましょう。
皮膚ダニにとって、髪の毛が生乾きの状態は、温度や湿度などが繁殖に適した状態です。
そのまま寝てしまうと、一晩中髪の毛の中で繁殖をさせてしまいます。
もちろん、繁殖すればするほど、ハゲやすい状態に近づいてしまいます。
駆除も大切ですが、最初から繁殖しないように対策することも大切です。
枕カバーやシーツはこまめに変える
小まめに枕カバーやシーツを変えることも大切です。
枕カバーやシーツには、身体や髪の毛についたダニが付着してしまいます。
駆除するためには、こまめな洗濯と乾燥が大切です。
また、枕カバーだけでなく枕本体も洗濯すると、よりしっかりと駆除することができますよ。
枕は素材ごとに洗い方が異なり、誤った方法で洗ってしまうと変形や中身が出てしまうため注意が必要です。
枕のダニはハゲの原因になりやすいため、しっかり駆除しましょう。
部屋を掃除してダニを除去する
しっかりと駆除するためには、部屋を小まめに掃除することも大切です。
特に、家に布製のソファーやカーペットがある場合には、重点的に掃除をしましょう。
ソファーは、布地が外せるようであれば洗濯をしましょう。
布が外せない場合には、ダニの駆除機能がついている布団乾燥機を利用すると良いでしょう。
乾燥機後は掃除機をかけて、死骸を吸いましょう。
生きたものはハゲの原因に、死骸はアレルギーの原因になってしまいます。
ダニを駆除するシャンプーを使用する
髪の毛に付いたダニを駆除してハゲ対策をするのなら、駆除に適したシャンプーを使用しましょう。
おすすめのシャンプーは、オーセル 澡 sou 天然ハーブシャンプーです。
こちらのシャンプーに配合されているのは、澡豆と呼ばれる洗浄成分です。
澡豆は大豆やあずき、黒豆などを原料としているため肌に優しく、敏感肌の方や赤ちゃんでも安心して使用することができます。
頭皮トラブルでハゲが進行している方にも、おすすめのシャンプーです。
強いかゆみが現れたら皮膚科に行く
駆除が追い付かず、頭皮や体に強いかゆみがあらわれた場合には皮膚科を受診しましょう。
病院に行かずにそのまま放置すると、頭皮環境の悪化によるハゲを引き起こしてしまいます。
皮膚科では、強い痒みがある場合ステロイド薬の処方を受けることができます。
強いかゆみやハゲ、抜け毛にお悩みの方も、皮膚科医に相談してみましょう。
まとめ
今回は、ハゲと頭皮に潜むダニの関係性についてご紹介しました。
人間や動物は、生きている以上皮膚ダニとともに共生しています。
人間や動物の身体から食べ物を得る代わりに、皮脂バランスを整えて肌を正常な状態に保ちます。
しかし、ひとたび繁殖してしまうと、皮脂バランスが崩れてハゲの原因となってしまいます。
ハゲを防ぎ、健康な頭皮であり続けるためには、適度なケアを行うようにしましょう。