目次
育毛剤の使い方を教えて!
さあ、これから育毛剤でお手入れしていくぞ!
いざ使う時になり説明書を見るも、商品説明書の記載が曖昧で使い方が分からないという方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、改めて育毛剤の使い方をまとめてご紹介!
基本的な使い方はもちろん、番外編として使用後にドライヤーを使ってもいいのか。
また、どのタイミングで付けるのが効果的な使い方なのかを解説していきます。
すでに育毛剤でお手入れをしている方も、正しく使えているか再度確認してみてくださいね。
育毛剤の使い方①頭皮をキレイにする
ではさっそく育毛剤の使い方をご紹介していきます。
まず育毛剤を使う前段階として、頭皮をキレイに整えましょう。
汚れを落とすシャンプーはもちろんですが、育毛剤は基本的に乾いた頭皮に使用するのでドライヤーの工程までを詳しく解説していきます。
予洗いする
シャンプーをつける前に、髪の毛を濡らす工程のことを、「予洗い」と言います。
頭皮や髪の毛の汚れの8割は、お湯とシャワーの水圧だけで落とすことができると言われているんですよ。
予洗いでしっかり汚れを落とせれば、洗浄力の強いシャンプーを使う必要がなく、頭皮への刺激を軽減することができます。
予洗いをする上で注意すべきポイントは下記のとおりです。
- お湯の温度は38~40度
- 爪を立てず指の腹で頭皮を揉むように
意識しないとサっと濡らして終わってしまうこの工程。
頭皮表面や毛穴に詰まった汚れを、お湯と水圧でふやかし落としやすくするようなイメージで、1分ほど時間をかけてしっかり行いましょう。
シャンプーする
次に、シャンプーを手に取って髪を洗っていきます。
ここでは、正しいシャンプーのやり方を説明している動画も一緒にご紹介しますね。
動画前半では、薄毛になる要因についても解説してくれています。
シャンプーのやり方は、5分50秒あたりから解説が始まるので時間があれば見てみてください。
動画内で紹介されているシャンプーのやり方は、下記の内容です。
- まず髪をよく濡らす
- シャンプーは手のひらやネットを使ってしっかり泡立てる
- ゴシゴシせず指で優しく揉むように洗う
正しい洗髪の大きなポイントとなるのは、シャンプー液は直付けせず泡立てるということですね。
頭皮に直接液がつくと負担になる場合があるので、簡単に泡立ててから乗せるようにしましょう。
そして男性に多いのですが、強い力でゴシゴシと洗うのはNGです。
前の項目でも説明したとおり、予洗いがしっかりできていればシャンプーを使う段階ではすでに汚れの8割は落ちています。
ここでは、泡の力で油分や毛穴の奥の汚れを落とすことが重要になるため、ゴシゴシではなく優しく泡で頭皮を揉むように洗いましょう。
すすぐ
髪の毛を洗い終わったら、すすぎをしていきます。
どんなにしっかり洗っても、シャンプーの泡が残ってしまうと頭皮の負担になります。
予洗いの時と同じぐらい、ある程度時間をかけてシャンプーを流しましょう。
髪の毛が長い方やボリュームがある方は、頭皮にシャワーヘッドを近づけて水圧を利用してしっかり泡を落としてください。
髪の毛表面に泡が見えなくても頭皮付近に残っていることもあります。
生え際や、耳の後ろ、襟足付近は特に泡が残りやすい部分なので注意してくださいね。
軽くタオルドライする
髪の毛を洗ったら、タオルドライをしていきます。
水分を拭くだけと思うかもしれませんが、この項目も実はとても重要なもの!
髪の毛の拭き方一つで、髪の毛のダメージが軽減するんですよ。
この項目でも、正しいタオルドライのやり方について動画を紹介します。
動画で紹介しているタオルドライのポイントをまとめると、下記の内容になります。
- タオルはできれば柔らかいものを使う
- タオルを頭全体にかぶせ、押さえつけるように水分をとる
- 指でつまむように地肌の水分をとる
- 髪の毛が長い人は、タオルで髪を包むようにして放置し水分をとる
濡れている髪の毛は、キューティクルが開いていて一番ダメージを受けやすい状態です。
そのため、動画内でも言っていますがとにかくゴシゴシ拭かず、優しく丁寧に水分を押さえ取るようにすることが重要。
しっかり拭き上げたくなりますが、髪の毛から水が滴らない程度に拭ければ完了です。
ドライヤーで乾かす
いよいよ最後、ドライヤーで乾かします。
髪の毛が短い方や男性は、タオルドライである程度乾いてしまうのでドライヤーは使わない方もいるかもしれませんね。
しかし、湿った頭皮は雑菌が増えやすい危険な状態。
育毛剤を正しく使うためにも、ドライヤーを使うようにしましょう。
下記ではドライヤーの使い方を動画でご紹介します。
1分あたりからドライヤーの使い方について解説してくれています。
要点をまとめると下記の内容になります。
- 頭皮から15~20cm離して使用する
- 一ヶ所ではなく、いろんな角度から全体的に当てていく
- 頭皮がしっかり乾くように、最初は濡れた髪を持ち上げるようにして風をあてる
- ある程度乾いたら熱がこもっているので冷風を当てる
ドライヤーの熱がダメージになるという話も聞きますが、頭皮からしっかり離し最後は冷風で熱をとれば、そこまで負担になりません。
面倒かもしれませんが、髪の毛が短ければ3分もあればあっという間に乾いてしまうでしょう。
自然乾燥派の人も、ぜひこの機会にドライヤーを使ってくださいね。
育毛剤の使い方②頭皮につける
頭皮をきれいにしたら、いよいよ育毛剤を頭皮に塗布していきましょう。
商品によって使用目安量などは異なりますが、基本的には下記の2つのポイントに注意してください。
- 商品ごとに定められた容量を使う
- 髪の毛ではなく頭皮に塗布する
- 頭皮全体に使ってもいいが、気になる箇所・予防したい箇所を中心に使う
まず重要なのは、決められた適量をしっかり使うことです。
効果が欲しいから多めに使う、もったいないから少なめに使うなど使用量を守らないと、本来の効果が得られない可能性が高くなってしまいます。
育毛剤の多くは抜け毛予防や健やかな髪の育毛効果が期待できるものなので、頭皮全体に使っても問題ありません。
ただ、薄毛の予防・対策がメインであれば気になる箇所+症状が出やすい生え際や頭頂部、分け目などを中心に使うといいでしょう。
また、「効果を実感できなかった」という方の使い方を見ると、頭皮ではなく髪の毛に使ってしまっていたというケースもあるようです。
健康な髪の毛を育てたい場合も、髪の毛に直接つけるのではなく頭皮に使うようにしましょう。
育毛剤の使い方③頭皮マッサージで浸透させる
育毛剤を頭皮につけたら、最後に頭皮マッサージをしていきましょう。
どんなに優れた商品であっても、頭皮に馴染んでいかなければ効果を発揮しません。
頭皮マッサージは血行を促し、育毛剤の成分の浸透を高める効果が期待できるので、一緒に行うように推奨している商品も多いんですよ。
では、具体的にどのようにマッサージしていけばいいのか。
この項目でも、マッサージ方法を動画でご紹介します。
動画では、2分50秒あたりからマッサージ方法を紹介してくれています。
要点をまとめたものは、下記の内容です。
- 手のひらの下の部分を耳の上に当て、回すように動かす
- 後頭部にも同じく手のひらの下を当て、上に引き上げるように動かす
- 生え際に指を添え円を描くように動かす
- 生え際から、頭皮全体を滑らすように後頭部の襟足にむかって撫でるように動かす
- 最後に耳の下から顎にかけてマッサージ
主に手のひらの下、肉厚な部分を使って頭皮を押すようにマッサージをしていきます。
指をメインで使う方法もありますが、手のひらなら爪で頭皮を傷つける心配もなく、力加減もしやすいので自分でも簡単にできるでしょう。
側頭部、後頭部、生え際から頭頂部と、それぞれのブロックに分けて気持ちいいと感じる力加減で行ってください。
最後に、耳の下から顎にかかるフェイスラインを撫でるようにマッサージすると全体的に血行がよくなり効果を実感しやすくなります。
マッサージまで行えば、育毛剤でのお手入れ完了です!
【番外編①】育毛剤が髪につく…つけたあと乾かすのは大丈夫?
ここからは番外編として、育毛剤を使っている時の疑問点を解消していきましょう。
多くの人が抱いている疑問点1つ目は、湿り気が気になった場合は育毛剤使用後にドライヤーを使ってもいいのか、ということ。
商品によっては、「ドライヤー使用可」と書かれたものもあります。
しかし、育毛剤に含まれる保湿成分がドライヤーの熱風で蒸発する可能性もあるため、ドライヤーの使用は避けた方がベター。
ただ、商品によっては結構な量を使用するものもあり、特に朝、外出前となれば濡れたままというわけにはいきませんよね。
このような場合、しっかりマッサージをして頭皮に馴染ませた後に、髪に残った湿気をドライヤーの冷風で乾かす程度にしておきましょう。
【番外編②】育毛剤を使うタイミングは朝?夜?
2つ目に多い疑問は、育毛剤は朝か夜か、どのタイミングで使うのが良いかという点です。
最近販売されている育毛剤の多くは、1日2回使用するタイプのものが多いですね。
この場合は、夜の洗髪後と朝のヘアセット前に使うと良いでしょう。
ただ、1日1回の使用でいいものであれば、基本は夜の使用がおすすめです。
その理由は、夜に洗髪する人が多く頭皮がきれいな状態で使える、というのが1つ目。
そして、髪の毛の成長や頭皮の細胞の修復などは、主に夜寝ている間に活発に行われます。
そのため、細胞の生まれ変わりが活発な夜に、頭皮に栄養がある状態にするのが理想的であることが2つ目の理由です。
また、朝は何かと忙しく、育毛剤を使ってゆっくりマッサージすることも難しいですよね。
最近の商品は使用感が良いものも多いですが、中には香りが強かったりベタつきがある育毛剤もあり、朝のヘアセットに支障をきたす可能性もあります。
効果面でも、気持ちよく使うためにも、育毛剤は夜使ったほうがいいと言えます。
まとめ
いかがでしたか?
育毛剤の説明書では、髪の毛の洗い方や乾かし方までは詳しく解説されることはほとんどありません。
しかし、育毛剤の正しい使い方とは、育毛剤を塗布することだけでなく、育毛剤を使うための環境を整えることから始まるのです。
どんなに良い商品を使うにしても、使い方次第で効果の感じ方が変わってきます。
これからお手入れをはじめる方も、すでにお手入れ中の方も、ぜひ正しい育毛剤の使い方をして嬉しい効果を実感してください。